診療案内

女性特有の悩みや妊娠、出産、更年期や婦人病など一人で悩まないでまずは医師にご相談ください。

婦人科検診
子宮ガン検診

一般的に、子宮がんは子宮頸癌と言われる子宮の入り口の粘膜に出来るものと子宮体癌という子宮の内膜に出来るものの2種類があります。

子宮頸癌は性交によりHPVというウィルスが感染することにより発生しますのでセックス経験のない女性はまったく心配ないため検診の必要はありません。

しかし子宮体癌はセックスとは無関係に発生し、40歳頃から徐々にその割合が増えて、出産や授乳経験のない場合や太っている女性はリスクが高いと言われています。

通常の人間ドックや会社検診などでは子宮頸癌検査だけを行うことが多いようですが、自己採取法では判定精度が低い場合もありますので、出来れば我々のような婦人科を受診して、しっかり検査を受けることをお勧めします。

生理中はやや検査精度が落ちますが、ほぼ終わりかけで少量の出血程度でしたら子宮がん検診にまったく問題ありませんので遠慮せずいらしてください。

成人女性なら1年に1回は最小限の検診として、子宮頸癌の検査(性交経験ある場合)、子宮や卵巣の超音波検査、オリモノの検査と、同時に乳がん検査の乳房触診をお勧めします。

また診察でなにか問題があれば、子宮体癌検査や血液検査(ホルモン検査や貧血検査など)、乳房の超音波検査を追加する場合もあります。

もし「ガン」が見つかったら・・・と怖がるキモチもよぉぉぉく判りますが、子宮がんや乳がんは「初期発見できれば確実に治るガン」でもありますからお時間があればぜひお気軽に検診にいらしてください。

子宮けいガン予防ワクチンってどうなの?

欧米で子宮けいガン予防ワクチンが承認されたのが2006年、我が国では2009年に承認されて以来、中学・高校生に対して自治体の補助も始まってやっと一般化しつつあります。まだ性交経験のない女性にはもちろんですが、性交経験がある女性でも29歳くらいまでは十分に「ワクチン」の有効性が証明されています。

私の個人的感想として、ワクチンはどんどん普及してほしいんですけど・・・
「それにしてもさぁ、値段がちょっと高すぎるんじゃねえのっ!?」
「製薬会社、ボロ儲けで笑いが止まんないじゃねえのおっ!?」
「2社独占って、カルテルとか独占禁止法とかはどうなのよっ!?」

誰も発言しないんで、ワクチン説明会などに参加した時には 「なんとかお値段・・・下げる努力してくれませんかぁ?」テレビショッピングのタレントみたいに満面の笑みで質問するんですが値段の高そうなスーツ着た「製薬メーカーのエラい人」は「ええーっ、当社といたしましてもそういった努力はぁしておりますがぁ・・ゴニョゴニョ・・・」なんだか滑舌悪く、しっかりしたお答えもなく・・・・ 「豪華なホテル借りて、弁当まで出してんだからごちゃごちゃ文句いうなよオラ」ビームをちっぽけクリニック院長に向けてビシビシ発射してきます。

なんだか釈然としませんが、ワクチンそのものに異論があるわけでもなく・・・・たったの1mlで1万3000円もする「液体ダイヤモンドみたいなワクチン」を、トータルで3回も注射しないといけないってのが、なんだか「子宮がんになりたくなけりゃ、安いもんだろうがぁっ!!ええっ!」ってでっぷり太ったマフィアのボスみたいに「傲慢不遜」なイメージに思えてなりません。(ちなみにその予防効果ってのが70%って・・・なんだかビミョーだし・・)

ちなみに、そんな「ワクチン説明会」で私は 「1回接種だけでは、予防効果はないんでしょうか?」 と節約主婦的質問もしてみましたが・・・・やはり明確なお答えはなく・・・メーカー関係者全員から「んもおおっ・・・とっとと弁当食って帰りやがれオラ」ビームが私の身体に向けて容赦なく発射されましたとさ。とほほほ。

子宮筋腫・子宮内膜症
「生理が重いんですけど何か問題でも?」

「出血がだらだらと続いている」「レバーみたいな血の塊が出る」なかなか相談しづらいことですが、放置すれば強い貧血になることもあります。

卵巣の働きの悪さから生じたものを「機能性」の出血と表現しますが、子宮にやや硬い「コブ」のような良性腫瘍ができる「子宮筋腫」や、「子宮内膜症」によって子宮の筋肉が硬く厚くなる「子宮腺筋症」、また子宮の入り口や内部にできる「ポリープ」などを原因とした「器質性」の出血もあります。18歳から50歳くらいまで、いくら健康な女性であったとしてもいつそんな「器質性病変」が見つかっても不思議ではありません。もちろんあまり自覚症状のないケースもありますので、「男性の浮気」予防に「まめなメールチェック」が必要なのと同じくらい定期的な検診と早期発見が最も大切といっていいいでしょう。

イチバンいいのはできるだけ若いうちにどんどん「妊娠・出産・授乳」をして、「ビッグダディ出演」を目指すことですが、フツーはなかなかそれができないから「高視聴率」「めちゃイケでパロディ」ってことなんですけども。

「仕事がクソ忙しいぜ」「独身生活サイコーだぜ」「福山雅治以外はオトコじゃないぜ」などという極めて説得力のある未婚の理由があるのであれば、なるべく若いうちにかかりつけの婦人科医を確保して、産婦人科的な「定期検診」や「体調管理」を続けることがこういった疾患予防のポイントなんです。また筋腫や内膜症などの「予防策」「治療法」もいろいろありますし、その病状も「十人十色」ですから、ぜひお気軽に相談してください。

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