診療案内

Dr.町澤が女性のからだの様々な悩みについて、いろいろな角度でご紹介しています。

その他

やっぱり「女医さん」じゃなきゃダメですか?

「どうして産婦人科医になったんですか?」って質問はよくあります。

「生まれついての女性好きでね、むふふ」ってことはひとまず内緒にして、「実はぁ・・・オトコの人ってなんだか怖いんです」。

夜の街で、窓がぜんぶ真っ黒でピカピカに磨かれた「メルセデスベンツSクラス」から 坊主頭にスーツを着たあごヒゲのお兄さんがゆっくり降りてきたりしたら。

暗い夜道で、猫背で髪のボサボサなおじさんがなにやらブツブツつぶやきながらじりじりとこちらに向かって歩いて来たら。

ダークスーツで小太り、七三分け、銀ブチめがねから狐眼でこちらを睨みつけてきたら。

おおおううっ・・・やっぱりなんだかすっげぇコワいっ・・・

オトコの私ですら、顔が歪むほど怖いんですから、女性ならなおさらのことでしょう。

そんな潜在的恐怖感をもともと持つ「女性」の人気を得る第一条件はともかく「コワくない男性」「ヤサしい男性」だってのは共通しています。

ジャニーズ事務所のタレントさんやお笑いタレント、ヨンさまなんかもそうですね。

だからこそ「そちらには女医さんはいらっしゃいますか?」って小さな声で不安そうに電話をかけてくる女性の気持ちはとてもよく理解できます。

しかし、忘れちゃいけないのは・・・・ オトナの事情で ・・・・
大きな声ではいえませんけど・・・・モザイクかけた状態にしますが・・・・

「女医さんっていってもさぁ、すっごくコワいヒトも多いからねぇ、実際のところ」

いっそ軽く女装とメークをして「おネェ産婦人科医」で開業するなんてこともぼんやり考えましたけど、まぁ、そもそもそんな大胆で無謀な勇気もないですし。

自分で言うのもなんですが、生まれてこのかたいっさい「ケンカ」などしたことなくて性格のキツい「姉」と「妹」に挟まれて生きてきた私は、小さなゴキブリ見ただけでも「ひゃああっっ!」って変な叫び声をあげ、推定3センチほど跳び上がるほど根っからの「小心者」であります。

墨汁で「大胆」「豪快」「無敵」と書いた半紙をトイレのドア内側に張りつけて、日々くじけて泣きそうなココロにビシビシむちを打ちながらなんとか生活しています。

だからってわけでもありませんし、ぜんぜん説得力もありませんが「日本でイチバン優しい女医さん」にも負けないくらい極力気を使って診療してますのでどうか「ダマされたと思って」一度、相談にだけでもいらしてください。

ああっっ・・「ダマされた」って表現はいけないなぁ・・・ううーん・・・

シアワセを招く「ぽっちゃり体型」

「絶対やせてキレイになってアイツを見返してやる!」
「今年こそダイエットしてビキニを着るからっ!」

シュガードーナッツを頬張りながら、涙ながらに「悲しい誓い」を立てる女性を私は何人見たことでしょう。

彼女たちは大きな誤解をしていることに全く気づいていません。

「やせていること」が「女性のシアワセ」につながるという大いなる誤解。

考えてみましょう。若くからすらっと細くて美人の代名詞「観月ありさ」さんや「米倉涼子」さんなどを。

彼女たちは少しでも太ろうものならその存在価値が急落してしまうこと自覚して、厳しい食事制限や、高級エステ、連日のパーソナルトレーニングに明け暮れて恋愛や結婚をする時間などまったくありません。

「美の衰え」との孤独な戦いだけで終わる一生ははたして女性として本当のシアワセといえるのでしょうか?

そして一方の「男性」といえば、潜在的に「ポッチャリ型」を好むことはほぼ間違いありません。

生まれもっての甘えん坊体質である男性は、いくつになっても「おかあちゃんのオッパイ」を探し求めているのです。

「アグネスラム」に「細川ふみえ」、イエローキャブの巨乳タレント。

いつの時代でも男性の「乳が大きければ全部許しちゃうもんね」主義が揺らぐことはありません。

「大きなオッパイ」こそが、男性の深層心理に深く根付いた「おかあちゃん」のメタファーなのです。

アフリカ諸国では、胸やお腹、お尻に太もも、すべてが大きい女性ほどモテます。

世界的にも「豊満な体幹」こそが母性の象徴であることは名画「ビーナスの誕生」を見ても明らかでしょう。

実際のところ、皮下脂肪からは女性ホルモン「エストロゲン」が分泌されますのでお肌は潤いを増し、髪はつややかとなり、眼が艶かしく潤んで輝きますので街灯に群がる昆虫のように、放っておいても男性がフェロモンに寄ってくるのです。

「デブ専」男性はそこいらに吐いて捨てるほど存在しますが、「ガリ専」男性などどこにもいないことを女性はなぜか認識していません。

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女性は日々同じからず

普段からつくづく驚きを感じるのは、若い「女性」の変わりっぷりの大きさであります。

毎日の「労働」を続けるのに適した身体機能をもつ男性ってのは、性成熟期を過ぎた以降は徐々に「老化」するだけという、極めてシンプルな造りになっています。

「月の満ち欠け」にシンクロする精緻なホルモン制御などという繊細なシステムを、頑丈なだけで「単純構造」の男性は一切持ち合わせていません。

一方、女性といえば身体も精神も日々刻々と変貌していく「高等生物」であります。

地味で不細工だったデビュー当時と「顔の造り」がなんだか全然違っちゃったアイドルに「いろいろイジってんじゃね?」的な悪口をよく耳にしますが、それは必ずしも全部が「イエス!高須クリニック」のせいばかりではないのです。

生理不順や不正出血が治療してもなかなか治らなかった女性が、
ある日「イケメン彼氏ができたら」その後みるみる急速に回復し、
あれれと思っているうちに「妊娠」しちゃったなんてこともありました。

薬ではびくともしなかった卵巣の不調が、「時間の経過」「環境の変化」「恋愛」などでがらりと自力で改善してしまうことも多いのです。

ですから若いうちにいろいろな不具合があっても、けっして焦ることはありません。

「明るく楽しく」生活していくうちに自然に問題解決してしまうことがほとんどです。

しかし漠然と、自己判断だけで「問題先送り」をするのはお勧めできません。

基本的に「時の流れに身をまかせ作戦 by テレサテン」しちゃっていいかどうかは、かかりつけの婦人科医に判断してもらうべきだと思います。

「アンチエイジング」は嘘ばかり

「ちゃんこ鍋」だの「もつ鍋」だのをガツガツと食べておいて
「ああん、コラーゲンいっぱい食べて、お肌つるっつるよおっ!」などど
得意げに笑顔で主張するシーンを眼にするたびに、頭を抱えてしまいます。

コラーゲンなんていくら食べようが、皮膚のコラーゲン量に全く影響などありません。
(ここはポイント。試験に出るかもしれません、どんな試験かは判りませんが)

高カロリーで高脂肪の食事をして、汗ばんで脂ぎっているだけのことです。

「プラセンタ」「ヒアルロン酸」「ニンニク注射」「ほんにゃら増毛法」
なども「医学的根拠ゼロ」「おまじない効果だのみ」のお仲間といっていいでしょう。

一本の注射や、数個の錠剤などで人間の肉体が大きく変わることはありません。

予期せぬ「薬害」の可能性は否定できませんが、人間の恒常性「ホメオスタシス」がそう簡単に揺らぐことはないのです。

古代ローマ時代からもずっと夢見られてきた「不老不死」。

夢はあくまで夢であり、「若返る」なんておとぎ話にすぎません。
穏やかな老化とともにやがて「死」を迎えることが全て生物の本質なのです。  

「美白の女王 鈴木その子さん」はハレーションを起こすほどぎりぎりまで白塗りをして、テープで顔のしわをぐいぐいと引っ張って、静かにガンでお亡くなりになりました。

年齢とともに「それなりに」老いて衰えていくのがまっとうな人生だと信じます。

「老い」を悪ととらえることはあまりにも「傲慢」に思えてなりません。

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間違いだらけの「男性選び」

いまや若い世代の「未婚化」「晩婚化」には、つくづく頭を抱えてしまいます
我々はけっして一人では生きていけない生物なのです。

「セブンイレブン」があるから、何の不自由もないなんてあまりにも悲しすぎます。「生活が出来る」のと「生きていく」ことには大きな隔たりがあることを忘れています。

統計的にも独身者は早死にすることが明らかになっています。

敵を作るのを覚悟で、これから結婚を考える世代の女性にアドバイスしたいと思います。

「ルックス・年収にこだわらない」

どんなハンサムボーイでも必ずや近い将来、ビックリするほど「おっさん化」します。「ハゲ」「デブ」「加齢臭」なんて当たり前、「オナラ」に「いびき」まで。
異性としての評価はダラダラと右肩下がり、その落胆はあまりにも大きいことでしょう。

高年収の「ヤンエグ(死語)」も、いつリストラされるかわかったもんじゃありません。マスコミで話題となるような金持ちは大概、努力して「成り上がった」元ビンボーです。

ビンボーってのは「これからの伸びしろがデカい」って希望に満ちていますし、ブサイクは「これ以上悪くならない」って安心感に溢れているではありませんか。

「優しいヒトかどうかは結婚してみないとゼッタイわからない」

女性は皆、「優しい人」がいいなんていけしゃあしゃあと口にしますが結婚前の男性なんて目一杯、意中の人の前では「優しい男性」を演じているのです。

「キスしたいから」「エッチしたいから」、様々な「優しさアピール」をするのです。

しかし中には裏をかいて、いつもは極力クールを装い、ここぞって場面で初めて「さりげない優しさ」を垣間見せることで強い印象を持たせるってぇ作戦の「ワザ師」もいますので要注意です。

「童貞男子がイチバン安全」

子宮頸癌の原因となるHPVウィルスは、性的接触でのみ感染します。
「童貞男子」と結婚すればならもうゼッタイ安全、予防ワクチンなんか必要ありません。
もちろんヘルペスも、クラミジアも、エイズのウィルスもないのですから安心至極。

「経験豊富でモテ男子」は極めてヤバい存在ですから、福山雅治さんと付き合う前には必ずワクチン接種をすませておきましょう。

何となく「童貞」は・・・って、テンションが下がるのもわからなくもないですが、なんの汚れもない「ピュアボーイ」と思えばなんとなく可愛らしく思えませんか?

うううん・・・ダメですか・・・そうですか・・・やっぱしムリっすか・・・

「激しい恋愛ほど長続きしない」

これはもう言うまでもないことですね。 藤原紀香さんの事例を見ても判るように「派手な結婚式ほど離婚リスクは高い」と言い換えてもいいでしょう。

昭和の時代はなんとも地味な「お見合い結婚」も当たり前のことでした。
二人を取り巻く条件さえそこそこ合えば、意外とうまくいくことも多いようです。

コンビニのおでんじゃないけど「煮立たせずに弱火でトロトロ」ってのがポイント。

そのためにはまず「隣にいて不快じゃない」って程度の印象がベストでしょう。

「働き者は当たりくじと思え」

いつも誠実に、休まず懸命に仕事をしている男性を見たらそれは「アタリ」です。
しっかり仕事を続けることは「信用」を生み、それはけして色褪せることがありません。
「出世したヒト」に怠け者など一人もいないのです。

無茶な夢を追いかける、ギャンブルに耽溺する「だめんず」はまさに「ハズレくじ」。  

「破滅願望」「悲劇のヒロイン指向」「根っからのマゾ体質」っていうならともかくね。

ああ、もっと決定的で具体的な「男性の選び方」アドバイスがあるのですが・・・・・

それは私のクリニックを受診して、小声で「秘密の合い言葉」を言っていただいた方だけにそっとお教えしたいと思います。

オトコはなんにもわかっちゃいない

女性の20代、30代っていえば、仕事にも恋愛にも極めてあわただしい時期。
そのカラダも日々刻々と変化しますので、それはそれはもう「大忙し」です。

一方の男性といえば「働き盛り」「遊び盛り」で、どうにも満たされない性欲に翻弄されたままとはいえ、「食べ物」さえ与えときゃまあなんとか生きていけます。

ここでよく周囲の男性を観察してみましょう。

一応それなりの身なりで社会的地位はあるようにも見えますが、一皮むいてしまえば
「鼻水たらしながら虫取り網もってトンボ追っかけてるくそガキ」そのままです。

生理が始まって、いやがおうにも自身の「性」と向き合いながら成長する女性に対し、
エロ雑誌や、アダルトビデオからの性的情報くらいしか持ち合わせない男性ってのは「女性の身体」のことなんかほとんど何一つわかっちゃいないのです。

「女性」ってのはいつでもどんなときでもニコニコかわいらしく微笑んで、機能性はほぼゼロながらセクシーで挑発的な下着を身にまとい

「おかえりなさい、ご主人様っ!」(注:10年前のさとう珠緒風で)って首を右に30度傾ける生き物だと信じてやまないのであります。

生理前の頭痛やイライラ感、足のむくみなどが、もちろん伝わることもないですし、生理痛のつらさも、ナプキンやオリモノシートのわずらわしさも理解できません。

いっちょまえに白の礼服なんか着て、胸にコサージュなんかつけて両親に感謝のメッセージを涙ながらに読みあげてる「新郎」ですら「月経周期」や「妊娠・出産」に関する正しい知識などほとんどないのが現実です。

「コンドームつけなきゃ子供なんかすぐに出来るさ」って漠然と構えてるだけです。

「いつでもできる」って過信が「予期せぬ不妊」につながっているように思えます。

当然のことながら「女性の性」に関して意識の低い男性には、正しい教育が不可欠です。

ぜひそんな「トンボ追っかけてるくそガキ」を連れて、相談にいらしてください。

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「洗い過ぎ」「抗生物質大好き」
症候群に要注意!

CMなどでいう「デリケートゾーン」って言葉はだれが考えたのでしょう?ちなみに英語では「プライベートパーツ」っていうのですけど。

私が打倒を目指している「ナプキン独裁王国」日本は、また一方で「ウォシュレット原理主義国」でもある極めてまれな国家であります。

また世界でイチバン、やたらめったら「抗生物質」を使っている国でもあるのです。

この歪んだ「体制」が、デリケートでプライベートなゾーンのかゆみやかぶれの
大きな原因であることはほぼ間違いがありません。

膣粘膜はそもそも「乳酸菌」というガードマンによって守られています。

そしてその「乳酸菌」は女性ホルモンにより適切にコントロールされており、卵巣が健康であれば膣内や子宮の入り口に雑菌が増えることはありません。

しかし卵巣からのホルモン分泌が減少したり、風邪などで体力が落ちていたり、抗菌力の強い抗生物質を飲んだ場合は、膣内の細菌環境が一気に変化しますのでカビの一種である「カンジダ菌」などが増えやすくなります。

膣炎では、洗浄処置も必要となることもありますがあまり膣内を洗いすぎてしまうと大切なガードマン「乳酸菌」も失って、かえって炎症が悪化する恐れもあるのです。

このへんのびみょうな「さじ加減」は、こういったトラブルを日々取り扱う婦人科医の大事な「腕の見せドコロ」でもあるのです。

正直なところ、いつもはガンなどの重い病気ばかり扱っている「大病院のセンセイ」には苦手な分野なのであります。

女性それぞれのホルモン環境、体力、生活状況を充分に考慮して、適切な処置をすることと、日常生活におけるちょっとしたコツをお教えするだけでもかなり改善します。

なかなか「かゆみ」や「かぶれ」が改善しない場合は、一度相談にいらしてください。

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