診療案内

女性特有の悩みや妊娠、出産、更年期や婦人病など一人で悩まないでまずは医師にご相談ください。

避妊・人工中絶
人工中絶

当院では妊娠12週未満までの人工中絶手術を日帰りでおこなっています。

まずは充分なカウンセリングをして、その意思が確認できれば費用や方法を説明します。

日程を決定したらまず術前検査(貧血、血液型、各種感染症など)の採血をして、手術や麻酔に問題がないかどうか確認します。

当日朝は食事をせずお水やお茶のみで9時30分に来院していただき、手術費用の精算をしてから処置を開始します。

清潔な処置のために膣内の消毒や、ゆっくりと子宮の入り口を拡げるマッチ棒ほどの器具を子宮に挿入します。

子宮の入り口が開くまで数時間ベッドで休んでいただき、水分や糖分の補給のための点滴を開始します。

点滴ラインから鎮痛剤や麻酔薬を投与して(静脈麻酔といいます)完全に眠りに落ちてから手術を始めます。

吸引管という装置を主に使って子宮の中身を優しく除去しますが、およそ5〜10分で終了です。

30分ほどで麻酔から醒めますので、その後ベッドで数時間休んでいただいて、夕方に子宮の回復状態や全身状態を確認してからの退院となります。

痛み止めの影響ですこしふらつきや吐き気が残る場合もありますので、一緒に帰宅していただける人を携帯電話で呼んでもらうようにしています。

当日はその後自宅で静養していただきますが、できればお仕事は当日と翌日の2日間は休みをとってもらうと安心です。

術後はおよそ1週間目と3週間目に来院していただいて、子宮や卵巣機能の回復を確認して終了です。

費用は妊娠週数などにより異なりますが、術前検査や術後診察を含めて総額でおよそ15万円から20万円程度となります。

緊急避妊ってどうするの?

「その場の勢い」ってのは本当に恐ろしいものです。普段から「石橋をハンマーで叩いてそのまま引き返す」ほど何事にも慎重な私でもついつい生ビール3杯以上も飲んでしまうと「あき竹城さん」にそっくりな女性がなぜか「AKB48の前田敦子さん」に見えて 必死に口説いてしまったこともあるほどです。

どんなに男性に対して慎重な女性でもつい「その場の勢い」で充分な避妊もなく「してしまった」場合だってあるでしょう。「後悔先に立たず」ですから、クヨクヨしているより出来るだけ早くご相談ください。

3日以内、正確には性交から72時間以内であればまず大丈夫です。

現在は世界的に広く普及している「ノルレボ」という緊急避妊薬があり、これまで行われていた方法より副作用も極めて少なくなり、とても安全に使用できます。ただ問題点がただ一つ、この薬も値段が高くて1回の緊急避妊でおよそ15000円もかかってしまうことです。正直なところ、私はけっこう面倒なだけで「クリニックの利益」はほとんどありません。

でもこんなことをきっかけに「産婦人科クリニック受診」のハードルが低くなればいいなと願っています。

ドラえもんのポケットには
「低容量ピル」が入っている?

「ねえねえドラえもん、生理痛がつらくて困ってるんだよ」
「ねえねえドラえもん、生理のリズムがバラバラなんだけど」
「ねえねえドラえもん、ニキビがなかなか直らないんだけど」

パラパラッパパーッ!
「てえいよおうりょううぴいるうううっ!」

「低容量ピル」をもらったのび太くん・・あ・・のび太くん、実は女の子だったのね。

さっそく内服を始めた「おなべ」のび太くん、生理痛は軽くなるし、 出血量も少なく、生理期間も短くなって大喜び。オリモノや不正出血、排卵痛や生理前の頭痛もなくなって学校の成績もアップ。ナプキンやライナーも薄いもので大丈夫だから、かぶれやかゆみも無くなりました。噂に聞いていた「むかつき」や「むくみ」もないしニキビも落ち着いてすこぶる快適。

生理時期の調整もできるから、旅行やプール授業のスケジュールも立てやすいし、もちろん避妊効果もバッチリだから妊娠の心配もなくなってなんだか安心。

「なあんだ、怖がることなんかなかったんだあ」
「もっと早くから始めておけばよかったんだなあ」

この数10年で、新世代「低容量ピル」の開発は世界的にぐんぐん進歩して、お母さん世代のものと比べて副作用はずっと少なくなりました。また「低容量ピル」を服用するメリットは統計的・臨床的にもいろいろと判明して、現代の多忙な女性の健康管理にはもう欠かせないモノとなりました。

しかし女性の身体は、各人各様、驚くほど千差万別。 その方の個性にフィットした薬剤選び、服用方法などのきめ細かい対応が必要不可欠となります。「以前、飲んでみたことあるけど気持ち悪かったし」 「飲んでたら体重が増えちゃったんだけど」

二の足を踏む気持ちもよく判りますが、本当に様々な製品バリエーションがありますし、女性各自との「相性」や、私が編み出した「使い方のコツ」「秘密の裏ワザ」などもありますので、遠慮なさらずぜひご相談にいらしてください。

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